自衛官・自衛官の奥とその家族の皆さん、iDeCo(個人型確定拠出年金)をご存知ですか?
「聞いたことはあるけど、保険年金の一種で今の自分には関係ないや」
と思う方がほとんどではないでしょうか。
夫(自衛官)の周りでもiDeCo(個人型確定拠出年金)をやっている人は、いないようです。
結論から言いますと、
自衛官にとってiDeCo(個人型確定拠出年金)は資産増加のため絶対やるべきです。
今回は、メリット・デメリットをふまえて、絶対やるべき理由を紹介します。
そもそもiDeCo(個人型確定拠出年金)とは
iDeCo(個人型確定拠出年金)は、日本の私的年金制度の一つで、加入者が自ら掛金を拠出し、その資金を自分で運用することで老後の資産形成を図る仕組みです。
主な特徴:自己運用型の年金制度です。加入者が自分で掛金を拠出し、その資金を自ら選んだ金融商品で運用します。運用成果に応じて将来の受取額が決まります。
掛金の拠出:原則として65歳まで掛金を積み立てることができます。掛金は月額5,000円から始められ、上限額は職業や加入状況により異なりますが、自衛官は月12,000円までとなります。
受け取り:原則として60歳以降に老齢給付金として受け取ることができます。
iDeCo(個人型確定拠出年金)のメリット
1 掛金が全額所得控除の対象となり、所得税・住民税が軽減されます。自衛官としても税金の控除でお金が返ってくるのは大きな魅力です。
2 運用益が非課税であるため、通常かかる約20%の税金が免除されます。いくら運用益が出ても非課税になるのは大きなメリットです。私の旦那は、国家公務員での制度が開始された当初(2019.1)から開始して、百万円以上の含み益が出ていますので、これが全て非課税になるのはかなりお得です。
3 受取時の税制優遇があり、一時金として受け取る場合は「退職所得控除」、年金として受け取る場合は「公的年金等控除」が適用されます。自衛官は定年退職時に「退職所得控除」使用しているので、退職所得控除は満額適用されませんので注意しましょう。
iDeCo(個人型確定拠出年金)のデメリット
1 引き出し制限は、原則として60歳まで資金を引き出すことができません。お金が必要なときに下せないのは大きなデメリットですが、未来の自分への投資だと思って割り切りましょう。むしろ簡単に下せないのは、お金遣いが荒い人にとっては大きなメリットにもなります。
2 運用リスクとして運用商品によっては元本割れするリスクがあります。基本的にiDeCo(個人型確定拠出年金)の商品は、審査が厳しくボッタクリ商品は少ないですが、銘柄選びは慎重に考えましょう。
将来のためにさっそく始めよう!
iDeCo(個人型確定拠出年金)を始めるには、まず、証券会社を選びましょう。
沢山ある証券会社でオススメなのが、SBI証券と楽天証券です。この二つ以外を私はオススメしません。主な理由は以下の通りです。
1 運営管理手数料が無料:両社ともiDeCoの運営管理手数料が無料となっています。これは長期運用において大きなメリットです。
2 豊富な商品ラインナップ:SBI証券は38本、楽天証券は36本の投資信託を取り扱っており、選択肢が豊富です。特にインデックスファンドが多く、SBIは17本、楽天は14本提供しています。
2 低コストの商品が充実:両社とも低コストのインデックスファンドを多数取り揃えています。これにより、長期的な運用コストを抑えることができます。
3 充実したサポート体制:両社とも専用のサポートダイヤルを設けており、楽天証券は土日祝日も含めて対応しています。SBI証券も土日は新規加入に関する問い合わせに対応しています。
4 高い人気と信頼性:2023年3月時点で、楽天証券とSBI証券のiDeCo口座数は全体の51%を占めており、多くの個人投資家から支持されています。
5 使いやすいオンラインサービス:ネット証券大手として、使いやすいウェブサイトやアプリを提供しており、資産管理や運用状況の確認が容易です。
まとめ
以上、デメリットを考慮しつつも、iDeCoは所得控除や運用益の非課税といったメリットもあるため、自衛官であっても老後資金の貯蓄手段として検討する価値があります。
そして、低コストかつ信頼性のあるSBI証券か楽天証券の証券会社を選んで、今日から始めれば、老後の不安は解消されるのではないでしょうか
コメント