人事院は7月31日、2024年度の国家公務員の給与改定で、ボーナス(期末・勤勉手当)を3年連続で引き上げるよう、来週にも内閣と国会に勧告する方針を固めました。同様に3年連続で増額する月給の引き上げ幅は、23年度の0・96%を上回る方向で調整。1997年度以来、27年ぶりに1%を超える可能性が高いです。
物価高に対応して賃上げが進む民間給与との格差を埋める。公務員志望者が減り離職者も相次いでいる中、人材確保につなげたい考えです。
ボーナスについて人事院は、民間では月給ほど伸びていないと分析しており、現状の月給4・50カ月分から小幅なアップで最終調整しています。
若手の処遇を重視し、初任給も引き上げる。23年度は高卒、大卒ともに1万円超の大幅増だったが、引き上げ幅をさらに大きくする見通しです。
自衛官のボーナスアップに期待しましょう🎵
2023年の国家公務員のボーナスは、夏と冬の両方で増額されました。以下に詳細をまとめました。
夏のボーナス
- 平均支給額: 63万7400円
- 前年比: 9%増加
- 背景: 2022年夏のボーナスが前年同期比で大幅に減少したため、その反動も含めて大幅な増加となりました。
冬のボーナス
- 平均支給額: 67万4300円
- 前年比: 3.4%増加
- 要因: 人事院勧告に基づく給与法改正で、期末・勤勉手当の支給月数が0.1ヶ月分引き上げられたことや、俸給の増額が影響しています。
全体的な傾向
- 国家公務員のボーナスは、民間企業の支給実績と比較して決定されるため、民間の賃上げ動向に影響を受けやすいです
- 2023年のボーナス増額は、民間企業の賃上げ率が高水準であったことを反映しています。
このように、2023年の国家公務員のボーナスは、夏・冬ともに増加傾向にあり、前年からの大幅な改善が見られます。
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